素敵な海の世界、飛び込んでみたい!
そう思って、ダイビングに興味を持つ方は多いはず。
でも、初めてだとなかなか踏み出せないですよね。
ダイビングを始めたいという方と同行してダイビングへ行ったことが何度かあります。
ダイビングを始めるにあたって、不安に思うことを少しでも解決できればと思い、自分自身の経験も含めてまとめます。
少しでも不安を取り除いて、ダイビングの世界に飛び込んでください。
ライセンスを取ると、こんな楽しい海で潜ることができますよ♪
初心者にも上級者にも慶良間はおすすめ!
目次
体験ダイビングとファンダイビングって?ライセンスってなに?
まず初めにダイビングを調べると、この3つのコースがあることが多いです。
- 体験ダイビング
- ファンダイビング
- ライセンス取得
私がダイビングを始めようと思ったとき、これらの違いがピンときませんでした。
初めての方にわかるように、私なりにまとめたことをお伝えします。
体験ダイビング
体験ダイビングはライセンス(Cカード)を持っていない方が行うダイビング。
海へもぐること以外はすべてお店がやってくれます。
体験ダイビングをするなら、できる限りきれいな海で潜ることをお勧めします。
その後のモチベーションが全然違いますから。
ファンダイビング
ファンダイビングは通称ライセンスと呼ばれるCカードを取得した方が潜るダイビング。
ダイビングというのは、海に潜るだけではなく、3つのことができなくては一人前のダイバーとはいえません。
- 事前準備
- 実際のダイビング
- アフターケア
体験ダイビングは2の一部を実際に体験できるというもの。
一番楽しいのが実際のダイビングなので、楽しいところだけを体験できるということですね。
潜るということでは体験ダイビングとファンダイビングは同じ。
ただ、ダイビングに関する基本的な知識がまるで違います。
体験ダイビングファンダイビングの違い
イメージが分かるように、体験ダイビングとファンダイビングの知識を図示しました。
ダイビングというのは、事前準備とアフターケアが意外と大切。
それを知ることなく水中の世界だけを味わえるのが体験ダイビングです。
ダイビング中にケガをしました。
怪我の処置を勉強するのも大切です。
ライセンス取得
ファンダイビングをするために、必要な知識を身に着ける。それがライセンス取得です。
海を潜るだけなら体験ダイビングで十分、と私は思います。
ただ、よりきれいな海を見てみたい!海にしかない景色を観たい!という場合は、ライセンスを取って、さらに経験を積むことが必要です。
自分だけのアジ玉みつけてダッシュで撮りに行ったやつ pic.twitter.com/l7leUJWd2O
— としだし (@TCDC_END) July 3, 2021
泳げなくても大丈夫?
「きれいな海を楽しむ」という目的であれば、ダイビングに泳ぐスキルは必ずしも必要としません。
ダイバーの中にもいろんな意見があります。
私は、ここは間違いないと確信しています。
泳げないけど、、、と言われている方、泳ぐとはどのようなことをイメージしていますか?
25mをクロールで泳げるとか。息継ぎが上手にできるとか。
そういうイメージが多いのではないでしょうか。
どちらも、海を楽しむために必須スキルではありません。
水泳のバタ足とダイビングのフィンキックはけっこう違います。
バタ足に近いアップ&ダウンストロークは講習で習いますし、砂の巻き上げを嫌うフォト派ダイバーはあおり足(フロッグキック)を多く使います。
水面の浮上や潜航は、慣れてくるとほとんどエアの調整だけ。
泳がないとダイビングができないということはありません。
ただ、泳ぐ必要がないかというと、泳げたほうが良いこともたくさんあります。
例えば、、、
移動距離が長いとき。
ボートまでの距離が遠いポイントへいくときは、どうしてもフィンキックの力が必要です。
また、万が一遭難したとき。
こういうときも泳げないよりは泳げたほうが良いですね。
泳ぐという点で水泳とダイビングの違いは、浮力の確保はボンベが何とかしてくれるということ。
沈む心配はほとんどないので、息継ぎをあまり心配することはありません。
水泳では泳げないと思ってる方でも、ダイビングでは「だいたい泳げる」と言えますね。
どこでダイビングできるの?
ダイビングはどこでできるのでしょうか。
けっこう極論な答えですが、海があればどこでもできます。
ダイビングを経験したことがない方からすると、ダイビングは沖縄でするものと思っている方が多いです。
でも、沖縄より本州でダイビングをする方のほうが多いです。
それは、人口が本州のほうが多いからなのですが、もう少し深堀しましょう。
ダイビングと言えばカラフルな魚。
カラフルな魚は暖かい海にいます。
日本には黒潮と呼ばれる暖流が流れており、その黒潮沿岸はどこもダイビングスポットがあります。
関東で最も人気なのは静岡の伊豆半島や千葉の館山。
どちらも黒潮が当たるポイントです。
伊豆大島や富戸ではよく潜りました。
関西は白浜や串本。
串本はソフトコーラルがきれいで、クマノミのクラスイソギンチャクも豊富。写真は串本。
中部では伊豆や串本に行く方もいる一方で、越前海岸へ行く方も多い。
西日本では柏島が人気ですね。写真は柏島のキンチャクカニ。
北海道ではダイビングできない?
そんなことはありません。
小樽近くの積丹半島ではダイビングが行われていますよ。
本日のお魚さん#積丹#ダイビング pic.twitter.com/vSj9rY3K7p
— yoshi (@yoshi_hokkaido) August 2, 2020
とはいえ、ダイバーの誰もが一番あこがれるのは南国沖縄。
那覇からボートで行ける慶良間は、一年中安定してダイビングができる、世界屈指のポイントです。
石垣島はマンタで世界的にも有名。
私も大好きで、1年に数回は沖縄でダイビングします。写真はダイビング休息中にシュノーケリングした時の様子。
GWの沖縄は寒い?水温をまとめました。
石垣島でダイビングしたい方に向けて、海情報&陸情報をまとめました。
これを読めば、準備万端です!
どこにダイビングを申し込んだらいいの?
ファンダイビング、体験ダイビング、ライセンス取得。
どんなダイビングをするとしても、申し込む方法は大きく分けて2つ。
- 都市型ショップに申し込み、海まで連れて行ってもらう。
- 現地ショップに申し込み、自分自身で現地へ行く。
都市型ショップに申し込むメリットは、海まで連れて行ってくれること。
もちろん交通費はかかりますが、移動の心配がありません。
1泊2日の場合は宿込み。バスツアーをイメージしたらよいかもしれません。
現地ショップに申し込むメリットは、好きな日程で行けること。
例えばライセンス取得コースの場合、2日間が必須です。
都市型ショップは割と日程が決まっていますが、現地ショップは空いてさえいれば好きなスケジュールで組むことができます。
ファンダイビングでは、現地ショップの方のほうがその海に詳しいのも強いメリットです。
じゃあ、どちらで始めたらよいのか?
安心してください!
どちらで始めても、一人前のダイバーになることができますよ。
敢えて傾向を言うと、都市型ショップは気の知れた仲間とワイワイしたり、旅行ツアーに参加するのが好きな方に合うと思います。
朝出発から夜帰るまでが団体行動になりますので。
一方で、現地ショップはフリープランで海外へ行く方や、現地の海をよく知りたいと思う方に合うと思います。
現地へ行くまでは1人行動ですからね。
ちなみに、私は初めてのライセンス取得は白浜の現地ショップに申し込みました。都市型ショップの情報は何人もの友人から聞いた話です。
都市型ショップは器材を買わされる!という話を聞きますが、逆の見方をすると器材の話を聞く人がいるというメリットがありますね。
ダイビングに少し慣れてきてから、落ち着いて自分の相方を探してみて!
1人で始めても大丈夫?
1人で始めてのことに挑戦するのって勇気がいりますよね。
何もかもが初めて。一人でやっていけるの?
はい、1人で始めても大丈夫です。
というのは、ダイビングショップには教えてくれるガイドがいるし、1人で来るお客さんがいるから。
1人で来る方は、1人で来る方と仲良くなれる傾向です。
正直に言って、友達とダイビングを始めるよりも、ダイビングを始めてから友達を作るほうが簡単です。
なぜ簡単なのか。
それは、すでにダイビングを始めている人のほうが、ダイビングへのモチベーションが高いから。
友達に誘われてダイビングを始める方の半数以上が、なかなか続かない印象です。(私の経験上ですので、長く続いている方もいますよ!)
1人でファンダイビングに参加するとき。
沖縄で比較的大きめのショップを選ぶことをお勧めします。そういうショップのゲストは、1人参加の方も多いです。
現地で仲良くなってご飯を食べたり、次回の相談をしたり。
ダイビングの輪はどんどん広がっていきますよ。
ダイビングを始めるときに私が一番お勧めしたいのは、すでにダイビングをしている友人に体験ダイビングやライセンス取得コースに付き合ってもらうこと。
経験がないと、相手に迷惑かけちゃう、、、と気が引ける人が多いですよね。
でもダイビングになれた人と一緒に潜ることは、自分の安心につながると同時に分からないことを教えてもらえる、というスキル向上にもなります。
1人で海外でライセンスを取得した方よりも、国内で経験者と潜っている方のほうが、ダイビングスキルは確実に高い方が多いです。
あと、ダイビングに行きたいと言われて一緒に来てくれるような方は、ダイビング仲間が増えるといいなと思っている方が多い。
お金がかかるんじゃないの?
結論から言います。
お金はかかります。
ダイビングは器材スポーツです。
器材がないと何もできないんです。
その点は野球と同じですね。サッカーとは違います。
そして、本当にダイビングを始めるには、ライセンスを取る必要があります。
ライセンスを取るのにもお金がかかる。自動車免許ほど高額ではないですけどね。
ただ、お金はどこにどこまで使うのか、というのはご自身で選ぶことができます。
特にダイビング器材。
器材の価格はピンキリです。
車も同じ。コンパクトカーでよいという人から、ベンツじゃないと車じゃない!という人まで様々ですもんね。
20万円あればフルオーダーのウエットスーツと重軽器材一式をそろえられます。
これに加えてOW(オープンウォーター)のライセンスが4~5万円(交通費や宿泊費除く)。
ざっと25万円くらいあればスタートできるスポーツです。
メルカリやヤフオクで器材を安く購入することは可能です。
ただ、初めての人はやめておきましょう。
初心者はその器材がどの程度のものなのか、検討が付きません。重器材は特に。
逆に、軽器材やカメラなら買ってもよいと思いますよ。
その場合でも、経験者のアドバイスをもらうとより良いです。
当ブログでも、いつか器材紹介をできたらいいなと思ってます。
まとめ
ダイビングに興味を持ったけど、何から始めたらいいの?不安がたくさん!という方に、少しでもダイビングをわかってもらえたらよいと思って、Q&A形式にまとめました。
経験のない方でも入っていきやすいように、軽い内容にしています。
今後はもう少し深堀していきたいと思います。
ダイビングをやってみたい仲間を増やしたい!
そういう気持ちでブログを書いています。
分からないことがあれば、何でも聞いてくださいね。
私のわかる範囲で、ブログ更新やコメントへの返信をしますよ。