少しくらい寒くたってウエットスーツで潜りたい!ダイバー向けの温めアイテムを紹介

ダイビングと言えば、夏がピークシーズン。

でも、水温が下がってくる秋や空いている冬にも潜りたい!水温の低いGWなど春にも潜りたい!

こんなダイバーも多いです。

混み合っている夏よりも、ピークシーズンを外したほうが空いていてカメラ撮影には向いてますもんね。

 

寒くなってきたらドライスーツ!という強い味方がいますが、動きを制御されるドライスーツよりも動きやすいウエットスーツで潜りたい!!

そんなウエットスーツで潜りたいダイバーを温めてくれるグッズをご紹介します。

 

沖縄といえば慶良間。

慶良間のすべてをまとめました。

 

来月の沖縄の海水温は何℃?

気になる沖縄の海水温は過去情報を確認するのが最も確実です。

 

目次

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身体の温め方の基本

身体を温めるにはどうしたらよいのか。

実は、基本的な考えは陸地でも海でも変わりません。

 

身体を温める方法はこの2択。

  1. 直接体を温める
  2. 冷たいものを身体(からだ)から取り除く

    ハタ
    逆に、これ以外の方法はないです

     

    もう少し具体的に説明します。

    1つ目の直接身体を温める方法の代表

    1つ目の直接身体を温める方法の代表はホッカイロ。

    ホッカイロの主成分は鉄の粉。鉄が酸素と結合して水酸化鉄になるときに熱を発生する仕組みを使っています。

     

    ーカイロのすべて

    カイロをポケットに入れて手で触ったり、腰に貼ったり。

    発熱した鉄紛を手や身体で触ることで温まります。

     

    2つ目の寒いものを取り除く方法の代表

    2つ目の寒いものを取り除く方法の代表はダウンジャケット。

     

    冬の北海道を観光するにはダウンジャケットを着ますね。

    ダウンジャケットは、外気と身体との間に空気の層を作ります。

    水と比べて空気は熱を奪いにくい。そして人間は自分自身で発熱する。

    熱が奪られず、発熱のほうが強いから温かいんですね。

    ハタ
    水と直接接しないドライスーツや水との間にゴムがあるスキンスーツはこれの仲間だね。

     

    海の中でも温める方法はこの2つ

    ただ、ホッカイロを持っていくのは無理ですよね。

    じゃあ海ではどんなものが使えるのか。

    海の中でも使えるアイテムをご紹介します。

     

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    直接身体を温める(陸地でいうカイロ)

    直接身体を温めるアイテムをご紹介します。

    ただ、

    「水の中でも使えるもの」ということであまり種類はありませんが、かなり便利なグッズです。

    空気が必要なホッカイロや電気で温めるものが使えないからです。

     

    マジックヒーター

    マジックヒーターは海の中でも使えるTOOLS製のカイロです。

    温めるのに空気も電気もいりません。

     

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    真ん中の金属部分をパチッと押すと、中の液体が一瞬で固体になって45~50℃の状態を30~50分程度維持します。

    海の中だと30分程度でした。

     

    仕組みは、中に入っている酢酸ナトリウムが液体から固体になるときに発生する凝固熱

    雑学レベルで知っておけばよいですが、酢酸ナトリウム(水和物)の融点は58℃。

    通常は58℃を下回ると個体となるのですが、ゆっくりと冷やすと液体のまま40℃以下になります。

    ここに軽い衝撃を与えると、過冷却だった酢酸ナトリウムが一気に凝固

    この時に出てくる発熱をカイロとして使うという仕組みです。

     

    使用後のマジックヒーターを58℃以上にすれば個体が液体になります。

    液体になったマジックヒーターは室温でゆっくりと冷やすことで液体のまま40℃以下になるので、次回のダイビングで利用可能です。

     

    ハタ
    マジックヒーターは、温めれば元に戻るから半永久に繰り返し使えるよ!

     

    空気も水も一切使わないし、水圧にも強い。

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    便利なマジックヒーターですが、注意点は再利用(温めて個体から液体に戻すこと)がちょっと難しいこと。

    58℃以上で溶ける酢酸ナトリウムですが、実際は80℃くらいにならないと溶けません。

    私が試した限りでは、底にお皿を敷いたお鍋でお湯を沸かして、ぐつぐつ20分くらい煮るのが簡単でした。

     

    電子レンジでもできますが、ちょっと難しい。

    やることはレンチンだけ。ただ、外側のビニールが溶けてしまうんです。(中の酢酸ナトリウムは200℃になっても大丈夫ですが。。。)

    冷凍庫にあるお肉を赤いままレンジで解凍したいとき、少しずつ様子を見ながら解凍しますよね。そのイメージと全く同じです。

     

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    冷たいものを身体から取り除く(陸でいうダウンジャケット)

    次は直接身体を温めるのではなく、冷たいものを取り除く方法です。

    冷たいものとは「水」。水が体温を奪うから、水と触れないようにしたい。

     

    水を皮膚と少しでも接しないようにすれば、意外と温かくにあります。

    ドライスーツみたいに濡れないのがシンプルですね。

    今回はウエットスーツで使えるアイテムをご紹介します。

     

    水中カイロ「まじホ」

    まじホは、アミューズファクトリー製のウエットスーツ用水中カイロ。

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    カイロと言っても、まじホ自体が暖かくなるわけではありません。

    まじホの主成分は明記されていませんが、おそらく炭酸水素ナトリウム(+クエン酸)。

    これらに水が混ざることで炭酸ガスが出て、体を包みます。

    ハタ
    ダイビングは基本的に前傾姿勢。
    泡は上に上がるので、お腹に入れると背中まで効果があるよ
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    入浴剤(バブ)

    バブの使い方は、まじホと同じく、空気が身体を包むことで冷やさないタイプ。

    バブの主成分は炭酸ナトリウムとクエン酸。

    水と混ざることで発泡します。

     

    粉タイプの入浴剤は、一瞬で発泡して無くなってしまいます。

    固められているバブのような入浴剤がおすすめです。

     

    バブのメリットは、お値打ちということ。1個30円くらいで買うことができます。

    大き目なので、ダイビング時間40分以下の場合は半分に割って使うとちょうどよいと思います。

     

    デメリットは、泡が出る以外の成分が入っていること。入浴剤なので香料など。

    ハタ
    黄色のバブを使うと、エキジット後にウエットスーツから黄色い液体が出てくるから注意!笑

     

    なお、香料などが入っている商品もあり、環境汚染を気にする方がいらっしゃるかもしれません。

     

    入浴剤(FINE HEAT)

    冬でも潜りたいダイバーの中でひそかに人気になっているのが、ファインヒート。

    ショウガ成分と唐辛子成分が入っていて、発泡+αの温め効果があります。

     

    FINEHEATは小さい粒になっているので、割らなくてもよいです。

    潜る前にいろいろと忙しい女性にとって、けっこうメリットだと思います。

    バブよりは値段が高めですが、効果を優先してFINEHEATを使うガイドさんはけっこう多いですよ。

     

    まとめ

    ダイビングは楽しいですが、寒いのはストレス。

    ストレスの要因を少しでも取り除くと楽しいダイビングになります。

     

    沖縄だと真冬でも水温20~22℃。石垣島や宮古島なら22~23℃。

    ウエットスーツでも十分潜れます。

    伊豆半島や南紀白浜でも、GWを明けるとドライスーツだと陸上が暑すぎる。

    潜ってる時だけ温めたいときにも使えますね。

     

    少しでも温める対策を取って、最高のダイビングを楽しみましょう!

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